ATC開発共同組合の口コミや評判

 最終更新日:2023/01/12

ATC開発共同組合の画像

ATC開発共同組合
住所:東京都武蔵野市西久保2-22-6アベリアハウスWEST
TEL:0422-90-1932

近年、日本では人手不足が深刻となっています。その対策の一つとして検討されているのが、外国人技能実習生の受け入れです。ATC開発協同組合は、外国人技能実習生を全国の職場に送り出す事業を行っています。今回は、ATC開発協同組合の強い分野や実習生の失踪が少ない理由、日本語研修から採用までの一連の流れなどについてまとめます。

食品加工分野に強い協同組合

ATC開発協同組合は、食品加工分野の人材紹介に強みを持っています。食品製造業は熟練労働者の高齢化やコロナ禍、労働人口全体の減少などにより人手不足が深刻化しています。そのため、外国人技能実習生を受け入れたいと希望する企業が数多くあります。手作業が多い食品加工の分野では以下のようなスキルが求められます。

・集中力

・手際の良さ

・正確さ

・体力

・衛生管理意識

食品加工は、ライン作業(流れ作業)が主となります。ライン作業というと、同じことを繰り返すだけの単純作業で、注意点は少ないと思われがちですが、作業が単調である分、集中力が要求されます。次から次へと食材が移動するため、処理や盛り付けを手際よく行う能力も必要です。もちろん、一つひとつの作業の正確性も重要です。

また、終日立ったまま作業することが多いため、体力が必要です。そして、高い衛生管理意識も必要とされます。そもそも、食品加工や惣菜分野は衛生管理が厳しい場所であり、人手不足だからといって働く人は「誰でもよい」というわけではありません。こうした厳しい基準をクリアした人材を継続して送り出すのはかなり困難です。

ATC開発協同組合は、相手企業が期待する以上の人材を送り込むことで信頼を獲得してきました。その結果、派遣する会社は106社に増加しました。現在では3,000名以上の外国人技能実習生を各企業に派遣しています。

外国人技能実習生は食品加工のほかに農家・工場・ビルクリーニングなど様々な分野の会社に派遣されています。ATC開発協同組合は東日本を中心に、北海道や青森県・宮城県・山形県・福島県・関東地方全域・大阪府・兵庫県・鹿児島県など全国19の都道府県に技能実習生を派遣してきました。

本社が東京にあることや食品加工業者が北海道や東北地方に多いため、東日本中心の派遣となっています。

脱走数が少なく、定期的なフォローがある

外国人技能実習生に関するニュースの一つに「脱走」があります。脱走とは、技能実習生の失踪のことです。技能実習生の中には、日本に来る前に渡航費用や授業料などで多額の支払いを抱えているケースがあります。

経済的な負担が重くのしかかるなか、少しでも稼げる場所を求めて派遣先から姿を消すケースが後を絶ちません。公益財団法人 国際研修協力機構の調べによると、2016年度の失踪者は3.222名で、実習生全体の3.86%に及びます。

その一方、ATC開発協同組合の技能実習生の失踪者は最大で1.2%であり、全体平均を大きく下回ります。失踪者が少ない背景には母国とのつながりを重視していることや来日後の毎月のフォローがあります。

ATC開発協同組合では、受け入れ先企業との面談や派遣されている技能実習生との面談を通じて状況を把握し、問題の改善に努めています。また、関連する法令を遵守しつつ、フォローの状態の国への報告といった、やるべきことについても丁寧に実行しています。それらが外国人技能実習生の「脱走」を大きく減らしている一因だといえます。

日本語学習から採用までの流れ

ATC開発協同組合はベトナム・中国・カンボジア・タイなどから外国人技能実習生を受け入れてきました。彼らが現場で活躍するには十分な日本語力が必要です。たとえば、ベトナムでは日本語学校で日本語や日本の文化について教え、彼らが日本に来た時になるべく早く順応できるよう手助けしています。

外国人技能実習生を採用したい企業の担当者はベトナムなどの日本語学校で面接を行います。書類審査だけではなく、現地で面接することで人柄に触れてから採用を決められます。場合によっては技能実習のテストも行い、即戦力として採用できるかどうか見極められます。

採用が決まった実習生は現地で3か月の集中教育を行い、日本語力を向上させます。採用された技能実習生は3年間日本で働きます。概ね真面目に勤務し、日本の技術を学んでから母国に帰国します。組合側は定期的に企業と連絡を取り、企業と実習生の状況を確認します。

まとめ

今回は、東京に本部を置くATC開発協同組合についてまとめました。ATC開発協同組合の強みは食品加工分野の会社と強く結びついていることです。食品加工の分野は人手不足が深刻であり、外国人技能実習生の受け入れに積極的です。しかし、受け入れた外国人技能実習生が途中で姿を消す「脱走」が多いという悩みを抱えています。

ATC開発協同組合は失踪率が低いため、企業側としても受け入れやすいというメリットがあるのです。今や、日本の食品加工業にとって重要な役割を果たしている外国人技能実習生。彼らと日本企業の橋渡しをすることで、ATC開発協同組合の役割は、非常に重要なものといえます。

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